ダンナが、友人に良いハイキングコースを聞いたというので、行ってみることに。やってきたのはシアトルから車で2時間弱の、Foss River。しかし、山道の入り口にある掲示板をみて、いやーな予感がした。
「去年の洪水のため道は荒れており、川の橋も流されました。まだ修理していません」
しかしその横には「通行可」というサインが掲げられている。じゃあ、大したことないんだねきっと。きっと。きっと‥‥
いったん山道に入るとそこは倒木、流木、石の山で、まるで先に進めない。ファイト〜、いっぱ〜つ!の世界。どんな災害があったんだろう?それでもなんとか前進し、ようやく川岸にたどり着いた。さて、ここから先どうする?あれ、橋は?‥‥そっか、流されましたって書いてたもんね♪修理してないって言ってたもんね♪こら〜っ(><#)
‥‥これを渡れと?嵐でなぎ倒された大木がどーんと転がってるだけ。写真で見ると大したことがなさそうなんだけど、実際はかなり怖い。木の下の川の流れは早く轟音をたてており、水がきれいなので底が見え、私の身長よりずっと深いのがわかってしまう。そして一番嫌なのが、丸太なので歩く部分が平ではなく微妙にカーブしていて足がつるりと滑りそう。水位も足下ギリギリまで迫ってる。2/3まで歩いてみたけど、最後は向こう岸に飛び移らなければならない。ど真ん中に立っていると本当にクラクラしてきた。このままでは落ちる〜、泳げない〜、流される〜、カメラ壊れる〜、その他いろいろ〜!!!!!!!!!
ここで心理的に完全ギブアップのイソロク、「絶対渡らない宣言」をした。「モー」といって頑なに動かない牛と同じ状態。しかしダンナの怒りようといったらこれまた半端でなく、「何でこんなf×××ing bridgeくらい渡れねーんだよ!!!」とぶち切れ、河原の石に八つ当たりし、ぽかんとしている私を置いて駐車場に戻って行ってしまった。アメリカ人男性ならここで女子を肩に乗せて川をザブザブ渡るんじゃないのかい?妄想はさておき、夫婦喧嘩勃発です。でも絶対渡らんぞ。モー。
このまま家路につくと途中の車内が恐ろしく気まずいのは間違いない。ここはひとつ妥協策を見いださなくては。「となりにもう1つハイキングコースあったよね、そっち行ってみない?」「フン、どうだかね、そっちにも川があるかもしれないし」←つくづく嫌みなヤツ。蚊にでも刺されろ!
なんだかんだ言いながら、結局もう1つのコースを歩くことに。しかし入り口の掲示板を見ても「目的地」が表示されていない。「湖の状態=きれいです」という記述から、湖があるらしいことはわかったけど、実際の距離も、地図もない。ああ、今日は家でじっとしていればよかったかも‥‥
とりあえず行けるところまで行ってみよう。とはいえ、ケンカ中で終始無言の2人は黙々と歩くのみ。景色も鬱蒼とした森が続くだけで変化がない。でもここで「もう帰ろうよー」と言ったら何だか負ける気がして(意味不明)、ひたすら歩いた。ザクザクザク。
気がついたら結構な時間。もうそろそろ引き返さないと‥‥とそのとき空を見上げたダンナが「あ!」
ケンカのおかげでこのフクロウのいる場所までたどり着いたと思えば、これもまた何かのご縁なのかも。逃げるでもなく、私たちをじーっと真っ正面から見つめる大きな目と丸い体が、本当に可愛かった。おかげで夫婦喧嘩も何となく終了。ありがとうフクロウ!蚊にでも刺されろダンナ!←まだ言ってる