先日、お葬式に出席した。
いくらカジュアルな国とはいえ冠婚葬祭で失礼があってはまずいので、まずは身近なアメリカ人→ダンナに聞く。香典は?花は?忌み言葉は?服装は?しかし、いくらしつこく聞いても答えは「特に決まりはなし」。カードをあげることはあるというので、早速カードショップへ。しかし、お悔やみ用カードとして売られている物の中には花柄あり、黄色もピンクもあり、クルンクルンなキュートな書体のものまであって、かなり違和感。無難に水色にシルバーの花が描かれたものを選ぶ。
さて、喪服はどうしよう。ネットで調べるとどうやらダンナの言っていることはあながちウソではないようで、黒でなくても良いらしい。日本のように全身黒ずくめスーツ&黒ストッキングの服装では浮くこともあるという話を読み、最後に私が選んだのは黒のワンピース(日本で喪服として買ったもの)にグレーのカーディガン。カーディガンでお葬式‥‥不安だなあ。しかしダンナは紺のシャツにベージュのパンツ、ノーネクタイ。‥‥ふ、不安だなあ。
でもね、行ってみたらこんなんでした。
そして、とてもあったかいお葬式だった。故人は、ダンナのおばあちゃんのお姉さんのダンナ様であるジーンじいちゃん、享年87歳。セレモニーのあと、牧師さんが「彼について思い出がある人はぜひ教えてください」と参列者に呼びかけ、誰ともなく手をあげて話し始めた。みんなで楽しい思い出話を分かち合い、ジョークも飛び交い、笑いが絶えないお葬式。そのあと、軽い食事をしたり、アルバムを見たり。
その後ジーンじいちゃんの家に移動し、彼が大事に育てていたツツジをいただいた。昼のビュッフェのテーブルにも飾られていた花。
その日の我が家の夕食は、昼のビュッフェで残ったお肉やパンをいただいたのでそれでサンドイッチを作り、帰り道の農道で買った赤カブが、葉っぱも美味しそうだったので捨てずにサラダにしてみた。
食べながら、何だかジーンじいちゃんがこの夕食をごちそうしてくれている気分になってきた。人間何歳まで生きられるかはわからないけど、往生すると、まわりの人間も心安らかに送り出せるんだなあ‥‥と感じたお葬式だった。自分のお葬式のときは、形式だけにとらわれて故人を偲ぶ心をもった人がいないような冷たい式にだけはなってほしくないなあ。てことは、やっぱり日ごろのおこない次第ですな(^^;)