ある暖かい日にバスを待っていると、通りの向こう側に生えている松の木から何やら不思議な音が聞こえて来た。パチ、パチ、パチ‥‥
最初動物が実をかじっているのかと思ったけど、しばらく観察しても鳥もリスも見当たらない。あまりにも気になったので木の真下に行ってみた。でも、パチパチパチという音だけが上からたくさんふりそそぎ、何だか妙な感じ。
カメラを持っていたので録画してみたよ。でもマイクの質が悪く、音を上手に拾えていないので、最大音量にして聞いてみてね。小枝を踏みしめるようなパチ、パチという音が継続的に聞こえるはず。
実はこれ、松ぼっくりの笠が開く音。暖かい日に一斉に開くらしいのだけど、ちょうどその瞬間に立ち会えたというわけ。そして中の実は動物のご飯になる。私たちが普通目にするのは、中身がすでに空っぽになった秋の松ぼっくりだね。いやー、松の実入りジェノベーゼは美味しいわ♪なんて言ってる場合じゃないね、こんな基本的なしくみすら知らなかったよ。