仕事中、同僚の中国人がこんなことを言い出した。
「昨日さ、初めてマツタケってものを食べたんだけど、なんていうのかなぁ、ちょっと漢方みたいだよね、におい強くて苦味があって」
今までの人生でほとんどマツタケ様と接したことのない私は「うーん、そうかもね」とビミョーな返事。でも、苦いというコメントは初耳だぞ。
「えっ、普通苦くないの?もしかして毒キノコだったのかな。嫁さんも一緒に食べたんだよ、どうしようどうしよう」
食べてからもう20時間経ってるよキミ・・・ところで、どこでマツタケを手に入れたの?
「ここの隣の駐車場に、マツタケ売りのおじさんがくるんだよ。1ポンド10ドルで売っててさ。一応ランクがあって、一番高いのは1ポンド20ドルだった」
1ポンドはだいたい450g。日本だと1本1000円くらいするから、それに比べるとかなり安いじゃないか。とは言っても贅沢品のカテゴリからは抜け出せないけどね。
シアトルはマツタケの産地として有名だということをこの日初めて知った。日本を懐かしむ同僚の何人かも、この行商おじさんから買ったマツタケを使って土瓶蒸しや炊き込みご飯を作ったらしい。
うぅぅ、どうしよう。買いたいな。でも安くはないな。でも日本よりは安いな。でもやっぱり安くはないな。こういう風にノロノロ迷ってるうちに旬が過ぎて食べられなくなるんだろうな。やっぱ庶民だな。